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    世界で活躍する
    CBC 社員

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    インド

    梅田 育生

    Ikuo Umeda

    2002年入社

    CBC Corporation(INDIA) Pvt. Ltd.,

    (インド駐在)

    CBC名古屋支店チームリーダー、ASEAN地域事務局、大阪支店でのキャリアを経て2021年に渡印。初の海外赴任にして、CBCインドの副支配人としてスタッフ約40名のマネジメントに従事する。世界の新たな経済中心国・インドでいかに事業を成功させるか、どんな組織作りをすれば強いチームが育つのか-異国の地で頭を悩ませながら日々奮闘する梅田が、そのダイナミズムを語る。

    01

    「Make in India」
    世界の新たな製造拠点

    あなたはインドと聞いて何を連想しますか。カレー、IT、ヨガ?どれも間違いではありません。ですが、いずれもこの国が持つ側面の一つに過ぎません。CBCグループがグローバルの重要拠点として位置付けるインドは、2023年に人口14億人を超えて今や世界最多※1に。一人当たりGDPは2,000ドルを突破※2し、いずれ日本を抜いてGDP世界3位になるとの予測もあり、若い生産年齢人口や旺盛な消費意欲を背景に世界有数の経済大国へと変貌を遂げているのです。なかでも国を挙げて注力しているのが、ものづくり産業。輸入への依存から脱却し、国内での製造を促進するべく、「Make in India」というスローガンのもと政府主導の振興策が進められています。産業界は電子部品や半導体、インフラ関連を中心に活況を呈しており、都市圏では大規模な高速鉄道の建設も進行中です。例えるなら「約半世紀前、高度成長に沸いた時代の日本」そう形容されるほどの熱気をダイレクトに肌で感じながら働く舞台、それが私の在籍するCBCインドです。

    ここインドには、多くのグローバル製薬メーカーが拠点を構えており、私たちはその医薬中間体や原薬の受託製造・輸出を行っているほか、現地でのパートナー探しや拠点開設の支援など、トレーディングにとどまらずお客様のニーズに応じたものづくりをともに展開しています。


    また、EVや電子機器に搭載されるリチウムイオン電池の原料輸入から現地での販売、使用後のリサイクルに至るまで、一連の事業スキームを確立するべく奮闘中。大手スマートフォンメーカーがインドでの生産拡大を発表するなど、今後急速な成長が予想されるこの市場をチャンスと捉えて挑戦を加速しています。

    ※1 世界人口白書2023 ※2 外務省 インド基礎データ

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    02

    世界が注目する
    人工ダイヤ市場にも参入

    「我々は商社です」インドのビジネスシーンでそう名乗っても、まず通じません。商社という業態は日本独自のものだからです。つまり私たちは、自社がどんな機能を持ち、どんな価値を提供できるのかを示し、顧客に「CBCとならビジネスがしたい」と思ってもらう必要があります。言い換えれば、最初から型通りの仕事は存在せず、熱意と工夫次第で誰も手がけていない事業さえも創造できることを意味します。CBCインドが独自に取り組んでいる事例を紹介しましょう。

    世界に流通するダイヤモンドのうち、約9割を加工しているのがここインドです。ダイヤといえば天然鉱物のイメージが強いですが、実は同じ構造の石を人工的に作ることが可能です。ダイヤの結晶を特殊加工によって成長させ、カット、研磨を行い宝石に仕上げるこの方法は、「Lab Grown Diamond(実験室で育ったダイヤモンド)」と呼ばれ、採掘による環境破壊や過酷な労働を伴わない持続可能な技術として注目されています。もともと監視カメラやレンズのメーカーでもあるCBCは、このダイヤの検査に使用されるレンズの開発にも従事。世界的に需要が高まる市場の成長に一役買っています。

    さらに今後は培った技術を活用し、ジュエリー分野だけでなく、次世代半導体と称されるダイヤモンド半導体の基板製造など、他分野でのものづくりにも展開していく予定です。

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    03

    強い組織に必要なのは
    管理よりも「信頼」

    アポイントの時刻に、商談相手が来ない。納期になっても製品が届かない。インドに赴任して痛感したのは日印のカルチャーギャップです。時間管理の概念や仕事の価値観が日本の当たり前とは異なり、いまだに驚かされることもしばしば。

    一方、アクションを起こすのは非常に早いと感じます。日本人は計画(Plan)に時間を割き、行動に移すのが遅いと言われますが、インドはとにかく行動(Do)あるのみ。商談で絶対に「できない」とは返答せず、不完全であっても形にしながら軌道修正していくのが彼らのやり方です。スタッフのマネジメントも日本とは違う勘所が求められます。日本では多くを語らずとも阿吽の呼吸で理解し合えますが、インドでは「誰が・いつまでに・何を」と明確に指示しなければ相手は動いてくれません。ただ、単にそれを徹底するだけでは指示待ちの組織になってしまう。だから私は、まず上司である自分が責任を引き受けた上で、スタッフを「Family」として信じて自由に働いてもらうことを心がけています。その方が一人ひとりが主体的に仕事に取り組めますし、モチベーションが上がって良好な信頼関係も築けるはずです。もちろんビジネスである以上は厳しく接することも大切ですが、ただ管理するだけで人は育ちません。スタッフが何を考え、どんな人材配置をすれば組織が機能的に動くのか?広い視野で考え、判断できる力をこれからも究めていきたいと考えています。

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    04

    何をやるか以上に、
    誰とやるか

    日本人のきめ細かさと、インド人らしい大らかさや行動力を掛け合わせて独自の価値を生み出す。そんなチャレンジングなやりがいに満ちたインドの赴任生活は、私たちを商人としてたくましく育ててくれます。成長国の活気に身を投じてみたい人、ゼロから事業を創造してみたい人を、CBCインドは歓迎します。

    私から皆さんにアドバイスを送るとすれば、「何をやるか」も大事ですが、それ以上に「誰とやるか」を大切にしてほしいと思います。同じ仕事でも、気の合わない人とやるより、一緒にやって楽しいと思える人との方が前向きに取り組めるし、大きな結果を出せるでしょう。

    CBCは一言でいうとフランクな会社です。縦横のつながりが深いため風通しが良く、担当者の裁量が大きいので会社のプラスになることなら何でも挑戦できます。あなたもきっと、一緒に働くのが楽しいと思えるような同志が見つかるはずです。もし当社に魅力を感じてくださったならば、ぜひ扉を叩いてみてください。一緒に働ける日を心待ちにしています。

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