「スポーツの力で
熱狂を届ける」
CBCだからできる
スポーツビジネス
CBCグループが、化学品をベースに医薬品や食品、ヘルスケアなど、100年の歴史の中で培ってきたトレーディングビジネスを進めながら、次なる未来を見据えて挑む新たなテーマ。その一つがスポーツビジネスです。米国でスポーツビジネスは「ドリームジョブ」と呼ばれ、高い報酬とやりがいのある人気職種の一つになっています。一方、日本では市場がまだ成長過程にあり、競技レベルの高さに比して社会的な認知が低く、従事者の賃金水準も十分とは言えません。スポーツには、人の心を動かし、人と人をつなぐ大きな力があります。CBCが今まで扱ってきた「モノ」ビジネスと一線を画すこのスポーツという領域で、人々の熱狂や共鳴を創出し、社会に新たなインパクトを生み出すこと。その目的のも と、私たちは世界約20カ国50拠点のネットワークを活用して事業を拡大し、投資の流入や資金の循環などを通じたスポーツ業界の底上げに貢献したいと考えています。
現在は、スポーツ・エンターテイメント業界向けに新しいビジネスモデルの構築や、テクノロジーを活用した商品の展開、サービス企画などを行っております。具体的には、映像配信技術を用いた自由視点・マルチアングルサービスや、GPSを活用したウェアラブルデバイス、AI分析カメラ、動作解析によるパフォーマンス分析、選手移籍のためのデジタルプラットフォームなどを展開しています。これらスポーツテック領域においては、プロスポーツチームとも新たなビジネス価値を生み出すための共創パートナーとして連携しております。スポーツビジネスは、社内でも前例のない取り組みゆえ、ゼロから事業を立ち上げていく道のりは苦労の連続です。しかし、スポンサーシップの締結やビジネスでの実績、広告やメディアへの掲載など、地道な活動が実を結び着実に認知は広がりつつあります。今後も、熱狂や共鳴が生まれるスポーツの舞台で、私たちだからこそできる挑戦を一つひとつやり抜いていきます。
「永遠の輝き」の象徴として、昔から人の心を魅了してきたダイヤモンド。一方で、地中深くで生成される天然ダイヤモンドには、原石を採掘する際に引き起こされる環境破壊や鉱山での劣悪な労働環境など、美しい輝きの裏側に様々な課題もまた存在します。そんな中、注目されているのが「Lab Grown Diamond(実験室で育ったダイヤモンド)」と呼ばれる合成ダイヤモンド。長い年月をかけて生み出される天然ダイヤモンドの生成プロセスを人工的に再現するため、より短期間で生成が可能で、過酷な採掘作業や環境破壊も伴いません。まさに人にも自然にも優しい、エシカルなダイヤモンドです。 CBCグループがグローバルの重要拠点に位置付けるインドは、世界有数のダイヤモンドの加工地。CBCインドでは、これまで監視カメラやレンズの領域で積み重ねてきた経験を活かし、Lab Grown Diamondの検査に使われるレンズの開発に取り組んでいます。
今や世界最多の人口数を誇り、アメリカや中国に並ぶ経済大国の一つに名乗りを上げるインド。国内では「Make in India」という製造業振興策が掲げられ、電子部品や半導体などを中心とするモノづくり産業が目覚ましい発展を遂げています。CBCインドでは、人工ダイヤモンド事業で培った技術を、次世代半導体と称されるダイヤモンド半導体の基盤製造など、ジュエリー以外の成長分野にも今後展開していく予定です。海外には、商社というビジネスモデルは存在しません。だからこそ求められるのは、単にモノを仕入れて販売するだけでなく、お客様のニーズに応える付加価値の高い機能やサービスを追究する姿勢。そして、市場が求める新しい価値を生み出すアントレプレナーシップです。私たちはこれからも、経済成長の著しいインドで、トレーディングを超えたまだ見ぬ価値の創造に挑み続けていきます。
「タレントロス」を解消し、
誰もがキャリアを開花させる社会へ
ある日もし、会社を支える貴重な社員が3割いなくなったとしたら、その会社は生産性を維持し、成長し続けられるでしょうか?経営が停滞し、存続さえ危ぶまれるかもしれません。それと似た危機に直面しているのが我が国・日本です。今から約50年後の2070年、国内の総人口は約8700万人となり、2020年時点(1億2615万人)の約7割まで減少すると予測されています。経済を担う労働人口が確実に減る中、企業が持続的に成長するために鍵を握るのは、採用の強化だけでなく「今いる人材」の最大化。特に、女性管理職比率の公表が企業に義務化される見通しもあるなど、女性の活躍推進をはじめとする多様な人材が活躍できる職場づくりは必要不可欠です。
働く人のチカラを引き出し、労働人口の不足という社会課題に立ち向かおう。その志のもと設立されたCareer Bloom株式会社とCBCはパートナーシップを結び、人材開発・活性化の領域で新たな挑戦を始めています。
参照元:厚生労働省 国立社会保障・人口問題研究所 日本の将来推計人口
たとえば、働く意欲や能力があるにも関わらず、将来への漠然とした不安から、多くの女性が年齢とともにキャリアを諦めてしまう。Career Bloomは、こうした「タレントロス(才能の損失)」を解消し、年齢や性別、国籍に関係なく誰もがキャリアを開花させる社会を創ることをミッションに掲げています。そのためのアクションの一つが、2030年の女性役員比率30%の達成に向けた取り組み。法人向けコンサルティングや個人向け会員制情報サイトの開設、人材の開発・支援に至るまで、中間管理職世代の女性に特化した様々な事業を展開中です。
活躍する人材が増えることは、働く人の総数が増え、日本全体の生産性向上につながるということ。そのためには社会が変わるのを待つのではなく、自らアクションを起こし、社会の温度を上げることが不可欠です。CBCはCareer Bloomと手を携えて自社でもこのテーマに関する議論を深めるとともに、年齢や性別を超えたサステナブルな働き方を広げるためにできることを実行していきます。