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ちから山大作戦とは?
CBCグループの製造部門であるCBCイングスカンパニー三島工場が静岡県三島市にあります。
主に自動車、電子部品関連のプラスチック部品を製造しており、成形、蒸着、塗装加工等を行っています。
その三島工場より車で5分ほどのところにある三島市立南小学校が昨年令和4年度に150周年を迎えることとなりました。
そんな折、150周年事業として、「ちから山大作戦」を決行するべく、小学校関係者や民生委員の方々が三島市の地域をあげて活動を行っている話が舞い込んできました。
ちから山は、大人たちが自ら汗水流して造ったすべり台やクサリ場、展望台やトンネルなど子供たちが大好きな遊具がギュッと詰め込まれた校庭の小高い山に造られた学校の遊具施設です。
しかし残念な事に、学校遊具の安全基準の改定により、全ての遊具が撤去され、今や立ち入り禁止となった何も無い裸の土塁だけが風雨にさらされている状態です。
創立150周年を迎えた同校は、この「ちから山」で明るく元気な子供たちが再び遊べる様に、学校、PTA、卒業生、地域行政、そして事業者が立ち上がって、元の姿に復興させようとしています。この事業に名付けられたプロジェクト名が「ちから山大作戦」です。
その復興事業に同じ地域にある我々にも「ちから山大作戦」のお話をいただきました。
CBCとのかかわりは?
「ちから山大作戦」を後援されている民生委員・児童委員の方々から、同校の校長先生や副校長先生の方々のご紹介を頂き、お話し合いを重ねた結果、当社のCSR活動として、一部資金面での協力と地域活動への参画を推進する事になりました。
CBCグループは、グローバルなサプライチェーンの重要な責務を担い社会的責任を果たすのみならず、従業員そして地域社会との共存共栄とコミュニケーションを目指しています。
わたしのこころのふるさと『ちから山』
同校は、明治5年に創立された旧学校名を「開心庠舎」という歴史ある小学校で、CBCイングスカンパニー三島工場は、同校の学区内に所在し、同校卒業の従業員や家族がいる従業員も勤務しております。
そのような同校にある「ちから山」は、これまでご老人の子供の時代からそのお孫さんの世代までの遊び場であり、長い間こどもたちの「こころのふるさと」とされておりました。
ちから山は校庭を一望できる展望台や長い滑り台が子供たちから大人気で、そのほかにもアスレチック遊具も備わっており、体力作りもできる遊び場として、愛されている遊び場でした。
そんな思い入れのあるちから山の撤去というのは、寂寥感を生みこの記念すべきタイミングで復活を望む声が多くありました。
- 子供たち
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ちから山は南小のシンボル・憩いの場、友達だった。 休み時間毎日ちから山に行きたい! 笑顔になるちから山! いろんな遊具があったので、また遊びたい。 新しくできる展望台が楽しみ。 ちから山は自然も豊かで、滑り台も長くて体力も付くので新しく遊べるのを期待している。
また、学校側を訪れた際に、対応してくださった校長先生・副校長先生はこのようにお話されていました。
- 校長先生・副校長先生
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多くの子供たちからちから山で遊びたいと言う声が上がっています。 その中でも展望台は山の頂上にあるため、高く、遠くまで見渡せるので気持ちもよいものです。 さらに遊具やトンネルもあり、そして長い滑り台もあり、子供たちが色々遊べるので人気です。
と誇らしげに案内をしてくださった一方、寂寥感を我々も感じたのを覚えております。
また、その思いを実現すべく行動されておられました民生委員の方も同様にこう話されていました。
- 民生委員の方
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子供たちが思いっきり遊べる場所を取り戻すために、試行錯誤を繰り返しながらYouTube・TikTokの配信、賛同者への協力依頼等地道な活動を行ってまいりました。その中で多くの人から応援のメッセージや賛同の声援をもらっているのもまた事実ですが、あと一歩、もうひと踏ん張りの協力をどうかいただけないでしょうか。老若男女問わず必要とされているとちから山を何とかして復活させたいと思っております。
ちから山と子供たちの笑顔
将来を担う子供たちへCBCができることを一歩ずつ取り組んでいこうと思っております。
その第一歩として、多くのこどもたちだけではなく、ご家族やご老人も笑顔にできる遊具である「ちから山」復活へCBCも参加することとしました。
ちから山が復活し、自由に遊び、喜んでいる子供たちの顔を想像しながら我々も頑張る糧として、今後もCBC Groupは未来永劫、発展・繁栄し続ける企業となり、地域や社会に貢献を果たせるように精進して参ります。
皆さんに誇れるような会社を目指してまいります。
ほら 聞こえますか。
今、爽やかな風にのって、復興した「ちから山」で元気に遊ぶ子供たちの笑顔と笑い声が聞こえてきた気がします。