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CBC INGS (THAILAND) は、タイ最大の大規模工業団地 アマタシティ・チョンブリ(バンコクより南東約80㎞圏内・700社を超える日系企業が存在)に進出し、2008年8月にDigital Cameraの樹脂部品の生産活動を開始しました。
さて当工場の主要取引先としては、PC・携帯電話・スマフォ・Digital Cameraを製造している弱電メーカーのイメージが強いのではないでしょうか。しかし現在の私達の主要取引先の65%以上はランプを始めとする自動車部品メーカーの色合いが強く、生産品目は二輪・四輪のヘッド・テールランプ筐体部品・自動車の内装/外装部品が主力製品と変化しているのです。生産品のサイズも年々大型化していて、2018年には大幅な設備の入替え・自動化を推進しました。現在でも世界的に人気のあるLENS交換式ミラーレスカメラのマグネシウム筐体部品の生産等は継続しています。
製造現場では毎日何万と言う生産品・原材料・組立部品・梱包資材が工場内を行き交います。また、製造に使用する金型・Tooling・組立ライン・資料まで含めると大量の物が保管されています。当工場では、その一つ一つが常に決められた場所にきちんと保管されていて、製造現場ではゴミを見ることもほとんどありません。毎朝、社員全員参加の整理・整頓・清掃が徹底され、清潔な状態を常に維持しているからです。
この数年間で最も変化したのはタイ人幹部社員の仕事への取り組み方です。毎日出社後、全員が工場を見回り、全体の状況把握に努めています。確認は大きな問題だけではなく、品質状況・機械状態・出荷/在庫状況・社員出勤状況に至る全ての情報に及びます。そして持ち寄った情報を毎朝の幹部会議で共有し、即座に問題解決・調整に取り掛かるのです。
また、自ら設定した課題克服や目標への挑戦、難易度の高い製品仕様や顧客の要求への対応、各管理体制の強化・改善にも、変化を恐れず高いモチベーションで協力して取組んでいます。そんなタイ人幹部達の強い意思による仕事への取り組み、チームワーク、情熱、向上心が工場を支えているのです。
今後、さらなる自立を、またタイの一企業としては、『タイの地に根付き、タイのスタッフがマネージメントの中心である企業』を目指してまいります。