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CBCの歴史

有望な分野へ、
さらなる成長の布石を打つ

現在の本社社屋(東京都中央区)

現在の本社社屋(東京都中央区)

2000年代に入り、CBCは、海外のマニュファクチャリング拠点を広げつつ、新たな成長分野への投資も続けた。その結果、グローバルな舞台で以前に増してスケールの大きいビジネスを創造すると同時に、幅広い顧客の多様なニーズに対応できる「複合型総合商社」へと成長を遂げた。

  • イングスカンパニーアメリカ工場

    イングスカンパニーアメリカ工場

■製造拠点のグローバル展開拡大・多機能化する
海外でのマニュファクチャリング

21世紀に入り、グローバル化の進展によって、世界はより緊密に連携するようになった。1990年代から海外の製造拠点を積極的に展開してきたCBCも、その動きをさらに加速。アメリカ、中国、東南アジア、そしてヨーロッパに次々と拠点を 設立した。現在ではマッスルショールズ(米・アラバマ州)、ウィンストンセーラム(米・ノースカロライナ州)、カメリ(イタリア)、チッタゴン(バングラ デシュ)、チョンブリ(タイ)、北京・東莞(中国)と、5ヶ国7ヶ所の製造拠 点で生産活動を行っている。 各拠点の拡充も余念がない。1997年に稼働開始したチッタゴンの監視カメラレンズ工場は、地域社会に根をしっかりと下ろし、生産能力を増強。監視カメラの主要マーケットであるインドや中近東、ヨーロッパにも近いという地の利を活かしてフル稼働している。現在は、監視カメラレンズ以外のビジネスへ も展開し、さらなる増強を計画中だ。
またパソコンのハウジング成型・塗装を目的に設立されたイングスカンパニーも、2002年には中国、2008年にタイ、2014年にはアメリカと、拠点を増強。携帯電話・デジタルカメラやスマートフォン部材へと成長市場を取り込み、さらには、東アジア、東南アジアの自動車産業の大きな発展を見越して同部品製造への進出を果たし、今日に至っている。商社ならではの優れた市場リサーチ力とネットワーク力を活かした柔軟な対応力が生きた例といえるだろう。

  • 最先端の研究が進められるProcos社

    最先端の研究が進められるProcos社

■医薬品、医薬中間体製造への進出高齢化社会を見据え
医薬中間体製造会社を傘下に

今や社会の高齢化は、日本のみならず先進国をはじめとした世界共通の課題となっている。これを受け、高齢者の健康維持・増進に寄与する医薬品市場は、拡大の一途を辿っており、 CBCも早くから医薬品業界への進出を測ってきた。2006年には、その中心的な役割を担うことを目的に、イタリアの医薬中間体製造会社Procos(プロコス)を傘下に収めた。医薬中間体とは、各種原料から、有効成分である原薬(API)を製造する途中工程で製造されるもので、同社は、高い技術力で世界有数の医薬中間体メーカーとして知られてきた。分けてもジェネリック医薬品の原薬と、その重要中間体の開発に力を入れており、その品質には、高い評価が寄せられてきた。現在、Procosは、CBCが有する様々なネットワークと相乗効果を図りながら、より多くの人々の健康に貢献するという使命を果たしている。

  • LED照明関連 幅広いラインナップ でコスト削減やエコ施策に貢献

    LED照明関連 幅広いラインナップ で
    コスト削減やエコ施策に貢献

■環境ビジネスへの取り組みクリーンエネルギーで
持続可能な社会へ貢献する

21世紀の最重要課題である環境問題でも、CBCは長くビジネスでの貢献を目指してきた。80年代から日本の化学メーカーとの協業で普及に取り組んできた農薬に代わる環境保全型の害虫制御剤のフェロモン製剤はその好例だ。害虫の生殖行動 をかく乱させて、自然の生態系を維持しながらも虫害を防ぐユニークな製剤で、1990年代にイタリアに足がかりを得て、ヨーロッパ市場に参入。現在、南欧、東欧を中心に販路拡大を進めている。また、2012年には、バイオ農薬・特殊肥料など、IPM(総合的有害生物管理)と呼ばれる農業手法向け資材を総合的に手がける伊「イントラケム社」を傘下に入れた。ブドウにはまったく無害な微生物を葉に付着させて増殖させることで、他の細菌の増殖を防ぐ同社のバイオ農薬は、広く注目を集めている。こうした環境配慮型の製剤、肥料などを組み合せることで、化学農薬の使用を抑え、地球環境に負荷をかけず生産者に優しく残留農薬のない作物を消費者に提供 でき、さらに環境保全型ビジネスの領域の広がりを持たせることを狙っている。この他、太陽電池・燃料電池やLED照明関連の企画・開発や素材供給なども、環境への負荷が低い技術として環境ビジネスとして注力している。自身も2002年にISO14001を取得し、地球温暖化防止や持続的な発展が可能な社会づくりへの貢献を目指し、積極的な取り組みを続けている。

  • 国籍を越えたつながりをもつCBC

    国籍を越えたつながりをもつCBC

■真のグローバル企業へ多様な文化的背景や
価値観を内包して

1970年代、CBCの社員構成は、日本人600名に対して外国人はわずか14名だった。しかし、2015年3月現在、日本人社員500名に対し、外国人は海外の工場で働く社員を含めると3,500名に上っている。国籍もアメリカやヨーロッパから中国、バングラデシュをはじめとしたアジアまで幅広く、「本格的なグローバル事業展開」をスタートさせてから40年強で、名実ともにグローバル企業へと進化した。多種多様な文化的背景を持つ社員をひとつに結びつけているのが「共存共栄」の理念である。グローバルでは「Dream Together」という言葉に置き換えて表現。各国の拠点がそれぞれの文化や特長を活かしながら、それをCBCグループのネッ トワークでより大きな実りにしていくことを理想として、社員一人ひとりが仕事に取り組んでいる。世界中に拠点を持つ企業だからこそ多様な文化的背景や価値観を持つ人材を最大限に活かすためのダイバーシティを推進しながら、グローバル時代にふさわしい 新たな挑戦と成長をCBCは続けていく。